レストラン アルシミスト
(restaurant l'Alchimiste)

レストランアルシミスト


ガストロノミー・ポップ。
ポップとはポピュラーの意。大衆のガストロノミーとしてみんなで楽しめるレストランを目指している。シェフの料理の特徴である色とりどりの料理や紫色を使った内装、カラフルな小物。カウンター席は設けず、落ち着いて食事ができる席からは、シェフを初めスタッフ全員の仕事を見る事ができ、五感でお料理を楽しめる。

【公式サイト】


【住所】

東京都港区白金1-25-26 フィラージュ白金 1F
東京都港区白金1-25-26

【電話番号】

0354227358

【定休日】


【オープン日】

2011/07/02

【シェフ】

オーナーシェフは山本健一氏。
1977年生、大阪府出身。8年間フランスの各地方を周り、最後の修行をパリで終え、2008年11月に帰国。
「シャトーブリアン」「パティスリー パン ドゥ スュクル」「ホテル ネグレスコ」「ニコラ ル ベック」オープニングスタッフ。元タイユヴァンのシェフ ミッシェル デル ブルゴ氏に師事し、パリ・サンルイ島のレストラン「オランジュリー」のオープニングスタッフとして働く。

【営業時間】

18:00~24:00

【座席数】

14席

【利用時間】

ディナー

【訪問日】

2014夏

【コース】

■おまかせコース 12000

フォアグラ
レンズ豆 フォアグラ
チチャロン 甘海老 オレンジ
空豆 やり烏賊 ヤングコーン ユーカリ
レバー ニラ
国産カルナローリ米 オゼイユ グリーンピース
稚鮎 トマト バジル
玉葱 日本海スズキ エストラゴン
サルサ ヴェルデ ホロホロ鳥 枝豆
本日のチーズ
薔薇 リュバーブ
アメリカンチェリー クランブル
ルワンダのエスプレッソとお茶菓子

【値段】

21830

【サービス料】

10%


【店内】

分子ガストロミーに近いが、カウンター席はなく全てテーブル席。全席シェフズテーブル。
イスやソファは紫色で、エレガント。

【ドリンク】

■サンペレグリノ 500


■コースメニュー+5種ワインペアリング 18000

シャンパーニュで、ジャック・ラセーニュ。
白ワインで、シノン・ブラン キュヴェ・アントワーヌ ベアトリス・エ・パスカル・ランベール。
赤ワインで、レ・カイユ・デュ・パラディ。
白ワインで、ムルソー フィリップ・パカレ。
最後は赤で、マチュ・バレー プチ・ウルス・ブラウン。

全てビオワイン。デギュスタシオンで少量だが、それなりに高価なワインもあるので、とてもお得。

【料理】

■パン

熱々のプティバゲット。
バターの上には紫芋パウダー。味や香りよりもプレゼンテーション。

■フォアグラ

フォアグラがフィリングのエクレア。
フォアグラクリームはなめらかでスイーツのようだが、最後にふわっとフォアグラの香りが一度に訪れる。

■レンズ豆 フォアグラ

フレッシュなフランス産フォアグラを削り、パウダー状にしてふんだんに。
目の前で濃厚なレンズ豆のスープをかけてくれる。
フォアグラをレンズ豆に溶かしてスープを飲む。

■チチャロン 甘海老 オレンジ

チチャロンは揚げた豚皮。オレンジソースに甘海老。
トップには韓国の花、トンナムル。

■空豆 やり烏賊 ヤングコーン ユーカリ

空豆は甘くて濃いペースト。
ヤングコーンはグリエ、そのヒゲと新芽のスプラウトで総出演。
ユーカリはエスプーマで。
強いユーカリが大人しいやり烏賊やヤングコーンとよく合う。

■レバー ニラ

鶏の白レバー。ニラのペーストにフリット。
中国料理のレバニラを現代風フレンチの解釈で。

■国産カルナローリ米 オゼイユ グリーンピース

国産の古米のリゾット風。
チーズのチュイールを載せて、抹茶のエスプーマを添えて。
オゼイユが若さも印象深い。

■稚鮎 トマト バジル

稚鮎はまるで生きているかのような美しさ。肝の苦味と初々しい肉が稚魚らしい。
透明でエッセンスが凝縮されたトマトのスープで泳がせる。
フレッシュバジル、オカヒジキで象って。

■玉葱 日本海スズキ エストラゴン

スズキをふっくらと蒸し仕上げて。スズキはとても甘い。
玉葱のピューレと芽付きフライ。香り高いナスタチウムの葉と花で彩る。

■サルサ ヴェルデ ホロホロ鳥 枝豆

茨城県産ホロホロ鳥の胸肉と腿肉。火入れは浅く、ホロホロ鳥の僅かな旨味を繊細に捉える。
コリアンダーを載せて、オリエンタルに。
姫人参とマリネした赤玉ねぎを添えて。

■本日のチーズ

カマンベール・ノルマンディ。
白トリュフオイルのパウダー、セロリの新芽を変化に。

■グリーンサラダのデザート

サービスの一品。
グリーンサラダに甘いキリのチーズとアーモンドスライスを加えて。
甘く仕上げたサラダ。
肉料理の後のサラダと、アヴァンデセールを兼ねた前衛的な試み。

■薔薇 リュバーブ

ライムのメレンゲ。バラのアイスクリーム。ルバーブはソースに。
気品に溢れ、店内の紫とよく合う。

■アメリカンチェリー クランブル

アメリカンチェリーは赤ワインでコンポートに。
カカオのクランブル。エルダーフラワーの香りを付けた生クリーム。

■ルワンダのエスプレッソとお茶菓子

珍しいルワンダのエスプレッソに、ラベンダーのマカロン。
マカロンの周りにはフェンネルシードを散らして。


【テーブルウェア】

カトラリはクチポール、クリストフル。グラスはシュピゲラウ、リーデル。
プレートは全て磁器。カップとソーサーはピリビッツ。
肉料理にはフォルジュ ドゥ ライヨール。赤ハンドルが、店内で目を引く紫とよく合う。

【サービス】

サービスの態度は少し硬いが、真摯で良心的。ミネラルウォーターの注ぎ足しも早い。
コースの流れは早い。説明もほぼ完璧で、質問にもしっかりと回答。
シェフも最後に挨拶に来てくれる。

【コメント】

コンテンポラリーだが、コテコテの分子ガストロミーではない。
見た目も味も、意外性を楽しめるのがよい。目の前でのアクションは多くないが、それでもドキドキさせられる。
味はクラシックではなく、抽象的でも独りよがりでもない。
ポップで品があり、一口一口に想いを感じられる、他にはないポジショニングのフレンチ

【メモ】

■お土産

錬金術師ということで、フィナンシェ3種を。
フワンボワーズ、ヘーゼルナッツ、そば。
いずれとも、しっとりとして香り高く。

【写真】