クレッセント
(THE CRESCENT)

クレッセント


日本における老舗フランス料理店。
1947年秋―戦禍の傷跡が残る、この芝の地に古美術商「三日月」の店舗として誕生した、クレッセントハウス。
1957年10月10日―館の増改築を機に、RESTAURANT CRESCENTとして生まれ変わった。
1967年―創業20年という記念すべき年に、美術商とレストランを共同で営むため、新たなクレッセントハウスの建設が始まり、1968年7月25日―後期ヴィクトリア朝風の格調高い建築様式を採り入れた、地上5階・地下2階の英国風煉瓦造の洋館が完成。唯一無二の最上級の存在にだけ与えられる「THE」という定冠詞をその名に刻んだ「THE CRESCENT HOUSE」の歴史が、ここに始まった。

【公式サイト】


【住所】

東京都港区芝公園1-8-20
東京都港区芝公園1-8-20

【電話番号】

0334363211

【定休日】

日祝

【オープン日】

1957/10/10

【シェフ】

総料理長は磯谷卓氏。1986年に渡仏「ローベルガード」「ル・クロコディール」「ミッシェル・ゲラール」「アラン・シャペル」「トロワグロ」「ジラルデ」で修行し、1997年に同店料理長に就任。

【営業時間】

土 12:00~15:30(L.O. 13:00)
17:30~23:00(L.O. 20:30)

【座席数】

60席

【利用時間】

ディナー

【訪問日】

2016秋

【コース】

■CONFIANCE (7皿) 32400 (税込・サービス料10%別)

期間:2014年04月01日(火) ~ 2016年12月31日(土)
最高の食材を用いた最高級のお任せコースとなります。
下記はメニューの一例でございます。
※苦手な食材がございましたらご予約の際にお申し付けくださいませ。変更させていただきます。
※仕入れの都合により一部メニューを変更させていただく場合がございます。
※ご予約は2日前迄にお願い申し上げます。

【サービス料】

10%


【店内】

ウェイティングスペースが非常に広く、ラウンジとして利用できるくらい。歴史ある1軒家らしい、よい意味で重たい空気と、懐かしいような薫り。シャンデリアはバカラやウォーターフォード。地下2階にあるセラーにはワインが7000本。

【ドリンク】

■ルイ・ニケーズ ブラン・ド・ノワール ノワール ブリュット

R.M.のシャンパーニュ。ピノ・ノワールのブランドノワール。

■ントリーニ・アシルティコ・セレクショネ・ド・ミロス 2014

ギリシャのワイン。アシルティコ ヴィエイユ・ヴィーニュを使った酸があってすっきりとした味。

■ドメーヌ アルマン・ルソー シャルム・シャンベルタン

ブルゴーニュのピノ・ノワール。

■マディラ・ヴィニョス・バーベイト・リベイロ・レアル・マルヴァジア 20年

マディラ酒。マルヴァジア85%、ティンタ・ネグラ15%。

■シャトー・ディケム ソーテルヌ 1994

セミヨン80%、ソーヴィニョン・ブラン20%。かなり甘口の高級貴腐ワイン。

【料理】

■フィンガーフード

松の葉には、ピスタチオとナッツが包まれたグリーンオリーブを。
白エビのチップは軽いスナック感覚。
グリッシーニにイベリコ豚の生ハムを巻いて、パルメザンチーズを合わせて。

■伊勢海老のポワレとキャビアのタルタル

アミューズから伊勢海老がふんだんに使われている。
伊勢海老の身をタルタルとポワレにし、角の先と腕の先は塩茹でにしている。キャビアもふんだんに散りばめて。

■トマトのコンプレッション プラムオイル風味

美しいキューブ型のスペシャリテ。
トマトのムースにタルタル、コンソメゼリー、泡立てたコンソメ。素揚げしたホウレン草はヘタに見立ててている。フルーツトマトと完熟トマトを使って、バランスよい味わいに。

■オマール海老のブイヨン仕立て

旬ではないがブルターニュ産のオマールブルーをたっぷりと贅沢に使って。ホウレン草でハサミのすり身を包んでいる。

■蝦夷鮑のポッシェ トランペット茸のクーリーと白トリュフ添え

蝦夷鮑を茹でて、真っ黒で荘厳なトランペットのクーリーでいただく。アワビの口も添えて。白トリュフはイタリアのアルバ産。

■黒毛和牛フィレのロッシーニ クレッセントスタイル

フィレ肉とフォアグラは分けて置かれているので、食べ易い。フィレには黒毛和牛で煮込んだ黒トリュフが載せられている。

■フロマージュ

フロマージュは11種類。最高級のスコットランド産ヘザー・ハニーを添えてくれる。

■プレデセール

アールグレイのクレームブリュレ。

■黒いちじくのコンポートと胡桃のアイスクリーム

新潟県産の黒イチジクのコンポートに、風味が素晴らしいクルミのアイスクリームを合わせて。アイスクリームはメレンゲで包まれていて、サクサクとした食感に。

■プティフールとコーヒー

紅茶はダージリンを。春摘みか夏摘みかを選べる。
プティフールはヘザー・ハニーを使って焼き上げたばかりのマドレーヌをたっぷりと。マカロン3種に、アマンドショコラ、パートドフリュイから、ホワイトチョコレートでコーティングしたホオズキ、それにタルトまで。
シャリオデセールでもないのに、すごいボリューム。

【テーブルウェア】

プレゼンテーションプレートは1968年のノリタケのダイヤモンドコレクションで、中央には同店を表すCRのマーク、。プレートは大倉陶園。シルバーは三菱財閥の岩崎家の秘蔵品。グラスはリーデル。

【サービス】

料理の説明や、店の歴史やこだわりなどを、淀みなく説明してくれる。ワインの提案も通向き。店内も親切に隈なく案内してくれる。

【コメント】

王道で壮大なフランス料理。ハードウェアが醸し出す雰囲気と、無言の歴史に、料理やサービスが調和している。町場における、日本のフレンチの歴史の一つなので、是非体験したい。

【写真】